心が痛い/りりィ
1973年。前年デビュー。ジャニス・ジョプリンを思わせるハスキーボイス。その声を最もうまく生かした曲がこの曲だ。アルバムは完全にロックで、カルメン・マキ&OZよりも前に出たハードロックアルバムと認識してもいいほどだ。
時代/中島みゆき
1975年。コンスタントにヒット曲を出し続けるという点では松任谷由実を上回るかもしれない。普遍的名曲。デビュー曲。
煙草のけむり/五輪真弓
1973年。1972年デビュー。デビューシングルの「少女」はセンター試験にも出た。B面のピアノはキャロル・キング。
あの日にかえりたい/荒井由実
1975年。1972年デビュー。初期の作品の中では「ベルベット・イースター」が好きだ。
サラダの国から来た娘/イルカ
1978年。イルカのヒット曲と言えば「なごり雪」だが、これは伊勢正三の曲。自作曲ではこのシングル、あるいは「十九の春に」になる。伊勢正三の曲と自作曲ではヒットの大きさが違うのがつらいところだ。
あなた/小坂明子
1973年。世界歌謡祭とかヤマハ・ポピュラー・ミュージック・コンテストは、入賞しているというだけである程度のクオリティが期待できる一種のブランド。ゆっくり歌って聞き手が詩の内容を頭で想像できるようになっている。傑作。
河のほとりに/谷山浩子
1977年。シングルは75年デビューだが、アルバムは72年に出している。童話、メルヘンの世界が多いらしいが、そんなことに関係なく素晴らしい曲だ。
想い出まくら/小坂恭子
1975年。作詞作曲を小坂恭子がやっているが、出だしが4度上昇だったり、3連符を多用したり、曲は典型的な演歌となっている。詩も特にニュー・ミュージックというわけではない。
ひとりぼっちの部屋/高木麻早
1973年。いかにも女性が書きそうな詩。
唇よ、熱く君を語れ/渡辺真知子
1979年。1976年デビュー。カネボウの口紅のCMに使われた。渡辺真知子のヒット曲では数少ない明るい曲調。
どうぞこのまま/丸山圭子
1976年。一度1972年にデビューしているが、その後男3人、女2人でピピ&コットを結成。76年、再びソロでデビュー。アダルトな雰囲気で大ヒット。B面はシュガーベイブの山下達郎、大貫妙子、村松邦男がコーラス。アレンジは山下達郎。
うわさの素顔/川島康子
1978年。1976年にデビュー。大きなヒットには恵まれなかった。
春咲小紅/矢野顕子
1981年。1976年に「ジャパニーズ・ガール」でソロ・デビュー。それ以前はザリバで「或る日」というシングルを出していた。そのときはオーソドックスな歌い方だった。糸井重里作詞、YMO編曲。
Hey Lady優しくなれるかい/庄野真代
1980年。シンガー・ソングライターでありながら、シングルに切られる曲は他人の曲ばっかりだったが、この曲は自作曲。ヒットしてよかった。ポーラ化粧品のCMに使われた。
マイ・ピュア・レディ/尾崎亜美
1977年。資生堂のCMソング。自分で歌うより他人に曲提供している方が目立っている。
オリビアを聴きながら/杏里
1984年。「出逢った頃はこんな日が来るとは思わずにいた」が女性の心をつかむ。杏里自身もシンガー・ソングライター。
SUMMER CANDLES/杏里
1988年。こういうメロディーの持っていきかたで高水準な曲を作ってしまう才能。不自然なようでいて全体としてはちゃんと曲が流れていく。両面ともTVタイアップ。
戻っておいで・私の時間/竹内まりや
1978年。加藤和彦作曲。慶応大在学中のデビュー曲。ポップスの王道的なアレンジ。
異邦人/久保田早紀
1979年。この時期にデビューした女性シンガー・ソング・ライターとしては最も大きな成功を収めているが、その後が続かなかった。70年代後半を代表するヒット曲。
ラブ・ステップ/越美晴
1978年。現在は片仮名で活動する越美晴のデビュー曲。ホーン、ストリングスとキーボードをうまく併用した矢野誠の編曲がすばらしい。エンディングのボーカルはアドリブで入れているならかなりのセンス。
ポーラー・スター/八神純子
1979年。「Mr.ブルー」など、サビは少ない音数で作って印象を強くしている。そのサビでタイトルをシンプルに歌い、あるいは歌い出しにタイトルを持ってきてヒット性を上げている。
SEASON/門あさ美
1980年。竹内まりやが歌っていてもおかしくないような曲。
パープル・モンスーン/上田知華+KARYOBIN
1980年。ポップス、またはロックとクラシックを融合しようという試みは、ロックが誕生した50年代からずっと行われてきた。ニュー・ミュージック・グループとしては珍しい編成ゆえに、ポップスとは?という根本的な問いが出てくる。ドラムやギターの音は一切出てこない。
池上線/西島三重子
1976年。池上線は東急五反田-蒲田間。鉄道系の詩といい曲調といい、野口五郎の私鉄沿線に似ている。と思ったら、本当に野口五郎をイメージして書かれた曲だという。ニュー・ミュージックというよりは歌謡曲か演歌の雰囲気。
終りのない歌/惣領智子
1978年。このシングルは両面とも惣領泰則作曲。A面はドラマの主題歌なので、惣領智子の個性を出しているとは言えない。
地獄「心だけ愛して」/山崎ハコ
1979年。山崎ハコを聞いて感動するのはたいがい男で、さらに泣くぐらい感動するらしい。確かに詩は心に深く鋭く切り込んでくる。B面も異様。
あなたのこととなると/川島康子
1977年。愛する人に素直になれないという曲。
うわさの素顔/川島康子
1978年。B面が自作曲。内藤やす子にも曲を提供したが、本人はヒット曲を出していない。
いじっぱり/高岡美智子
1975年。アコースティック・ギター以外のメロディ楽器はあまり出てこず、そこがまた新鮮。あまり恋に執着しない女性の生き方を歌う。いい曲。
サムデイ/友井久美子
1980年。とてもジャジーな曲。プロフィールにも好きなアーティストはジャズミュージシャンが並んでいる。
歌は世につれ/西郡葉子
1977年。A面はNSPの天野滋作曲。B面が西郡葉子作曲。僕という一人称で気ままな女に逃げられたさびしさを歌う。
午前0時/山根麻衣
1979年。兄弟姉妹で歌手。デビュー曲。マイペースの活動のようだ。
いつかある日/中沢厚子
1974年。A面はフランス民謡。B面は、普通とは違う覚えにくいメロディの進み方ながら、アダルトな雰囲気の曲。
横浜バンドホテル/KAORU
1980年。竹内まりや、おおたか静流らが参加した「ロフト・セッションズ」にも参加している。現在はCAOLUになっている。バンドホテルはBUND HOTEL。あんぜんバンドもあんぜんBUNDと表記していたことがある。
恋は汽車のよう/原久美子
1977年。デビュー盤。70年代後半のソウル系ディスコ・シンガーのような音。ボーカリストとしての実力は相当なものがある。
19歳のトモ/佐藤由美
1977年。素性不明の人。
四季の歌/いぬいゆみ
1972年。オリジナル本命盤と書いてあるのは各社と競作だから。片山知子も録音していた。1976年の芹洋子が最も売れた。荒木とよひさ作曲。B面は中村八大作曲。
四季の歌/片山知子
1972年。ギターを始めて3年で出したシングル。歌はそれほどうまくないが、素人臭さがいいのだろうか。
冬が春に恋をして/いぬいゆみ
1972年。前作と同じ荒木とよひさ作曲だが、フォーク歌手らしい編曲になっている。
忘れたいのに/高木麻早
1978年。北川とみがシングルを出して人気が出たので、作曲者の高木麻早もシングルを出した。「ひとりぼっちの部屋」が有名。
雨の物語/イルカ
1977年。かぐや姫、風の伊勢正三作曲。「なごり雪」に次ぐヒット曲。B面は自作曲。
十九の春に/イルカ
1980年。平松愛理の「部屋とYシャツと私」に通じる歌詞。
静かな夜/茶木みやこ
1977年。ピンク・ピクルスの人。凄腕のスタジオミュージシャンを集めたような演奏だと思ったらバックバンドはゴダイゴだった。編曲はミッキー吉野。
泪橋/茶木みやこ
1978年。ドラマの主題歌になったので1974年に出たシングルを再発売。B面は当時と違う。この曲が収録されているアルバム「うたがたり」のバックバンドは頭脳警察。
愛の行先/西島三重子
1980年。ドラマの主題歌。フォーク時代の西島三重子はこれが最後。
Bye-Bye/西島三重子
1981年。ニューミュージック化。
モンテカルロで乾杯/庄野真代
1978年。「飛んでイスタンブール」に続き海外もの。B面は再びトルコ関連の「ターキッシュ・ムーン」。
気まぐれハイウェイ/越美晴
1979年。キーボードの使い方が新鮮なシンガーソングライター。リズム・アレンジは矢野誠、コーラス・アレンジは山下達郎と吉田美奈子。B面は坂本龍一編曲。
オレンジ・エアメール・スペシャル/久保田早紀
1981年。最後のヒットシングル。この後改名して一時活動休止する。
九月の色/久保田早紀
1980年。「異邦人」ほどではないが、近い雰囲気。
しあわせをありがとう/水越けいこ
1978年。龍とかおるの伊藤薫作曲。デビュー曲。
めぐり逢いすれ違い/水越けいこ
1978年。ヒット曲。B面は自作曲。70年代に活躍した女性シンガーソングライターが子育てなどで活動縮小し、2000年代に活動再開する例が多い。
恋におちて/小林明子
1985年。ドラマ「金曜日の妻たちへ・III」のテーマ。ドラマ自体が大ヒットしたため、この曲もヒットした。ドラマは「金妻」を流行語にするほどヒットしたが、この曲はそんなことは関係なく優れた曲だ。80年代への郷愁を誘う。湯川れい子作詞。
1グラムの幸福/飯島真理
1984年。当時人気があった関口宏の「わくわく動物ランド」のエンディング曲。やや舌足らずな歌い方。
う、ふ、ふ、ふ、/EPO
1983年。資生堂のCMソング。ビートが利いている。
今夜はANGEL/椎名恵
1985年。作詞、作曲はミートローフの「地獄のロック・ライダー」で有名なジム・スタインマン。ファイアー・インクのカバー。デビュー曲。
LOVE IS ALL/椎名恵
1986年。シャーリーンの「愛はかげろうのように」のカバー。
君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。/中原めいこ
1984年。カネボウのCMソング。派手なホーン・セクションのアレンジはスペクトラムの新田一郎。言葉遊びが好きな森雪之丞が作詞(共作)。言葉のインパクトはさすが。
涙のロートレック/石川優子
1985年。デビューは70年代後半。当初は他人の曲でシングルを出していたが、80年代に入り自作曲で最大のヒットを勝ち取った。