タイムマシンにお願い/サディスティック・ミカ・バンド
1974年。フォーク・クルセダーズの加藤和彦がミカとフライド・エッグのつのだひろの3人で結成したのがこのバンド。ジョン・レノンとオノ・ヨーコのプラスティック・オノ・バンドをまねたバンド名という。その後つのだひろが抜け、高中正義、高橋幸宏、小原礼、今井裕が加入。このシングルは傑作「黒船」に収録。プロデューサーはクリス・トーマス。同時代の日本のバンドと比べて、音もスタイルも圧倒的に上回っている。後にロキシー・ミュージックと全英ツアー。
モンキー・マジック/ゴダイゴ
1978年。ゴールデン・カップスのミッキー吉野、エムの浅野孝巳らで結成した玄人バンド。歌詞は全編英語。人気ドラマだった「西遊記」に使われた。オリコン2位が4曲もあるのに1位がないジャーニーやクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのようなバンド。ミッキー吉野のキーボードが炸裂。
HERO ヒーローになるとき、それは今/甲斐バンド
1978年。オリコン1位の大ヒット。イントロで一度サビを歌ってそれから本編に入るというおなじみのパターン。CMに使われた。
心の旅/チューリップ
1973年。ビートルズを敬愛する福岡のバンド。日本の代表的なニューミュージックグループ。前奏なしにすぐサビから入る。初期の代表曲。B面もいい出来。
気絶するほど悩ましい/Char
1977年。金子マリのバックバンドを経て、ロックのアイドルとしてデビュー。代表曲。 B面はChar作曲。ギターソロはB面がよい。
スモーキン・ブギ/ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
1974年。宇崎竜童のバンド。ロックンロール系だが、音楽的背景はとても広い。「賣物ブギ」、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」など話題性の大きいヒット曲を数多く作っている。
あんたのバラード/世良公則&ツイスト
1977年。デビュー曲。ボーカルの暑苦しさで人気があった。ドラムはふとがね金太。
性/世良公則&ツイスト
1978年。またボーカルにインパクトのある歌。ヒット曲には珍しくメロトロンが使われているような気がする。
銃爪/世良公則&ツイスト
1978年。最大のヒット曲。唯一のオリコン1位。
うちわもめ/センチメンタル・シティ・ロマンス
1975年。ドゥービー・ブラザーズがサザン・ロックをやったような感じのA面は、日本ロックではかなり個性的。最初から終わりまでコーラスハーモニーがつく。
ビューティフル・モーニング/イースト
1972年。篳篥、笙、琴を導入したロックをやるバンド。吉川忠英、瀬戸龍介在籍。ロサンゼルス録音で、プロデューサーも外国人。アルバムには日本の楽器を紹介する英語の解説がついていた。笙は東儀家の人。
コロラドの月/イースト
1972年。歌詞は英語。カントリー・ロック風。B面は日本語。特に日本の楽器を駆使した曲ではない。イーストのシングルはこの2枚だけ。
美しい季節/ザ・ジャネット
1974年。後にオフコースに参加する大間ジローと松尾ジュンがいる。ロンドン・アビーロード録音。ミキサーはクックという名前のようだがクック&グリーナウェイの人か。
ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション/レイジー
1979年。レイジーというバンド名はディープ・パープルの「レイジー」から来ている。影山ヒロノブ、ラウドネスの高崎晃、樋口宗孝が在籍。
燃えろロックン・ロール・ファイアー/レイジー
1978年。曲の途中の「ヘイ・ヘイ・ヘイ」はジョーディーの「君にすべてを」と同じ。B面はピンク・レディーの「S.O.S.」のメロディーに似ているが、いい曲だ。
ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ザ・ロケット
1979年。ブロンディと比肩されているが、ブロンディほどのスケールはない。細野晴臣、鮎川誠作曲。You Mayと夢を掛けている。
ジェニーはご機嫌ななめ/ジューシィ・フルーツ
1980年。80年代に入り、女性ボーカルの歌い方にも従来とは違う表現が登場する。女性ボーカルとシンセサイザーの軽やかさがリンクしている。ボーカルがギターも兼任。近田春夫作曲。
パパヤパヤ/アンリ&モーゼス
1977年。南正人作曲。アンリは最近亡くなったアンリ菅野。ジャジー。ジャケットに写った壁にはプログレ・バンドの名前が大書されているがどこだろうか。
ロンリー・ハート/クリエーション
1981年。テレビ番組主題歌。ハードロック・バンドの面影を残しつつ普通のロックになっていっている。
サンライズ/スペクトラム
1980年。チェイス並みの派手なホーンを売りにする大所帯バンド。新田一郎在籍。パーカッションも激しい。
悪い女/めるへん堂
1979年。東海のグループ。デビュー曲。作詞作曲はボーカルの広瀬隆。ギターよりベースとキーボードの方がバンドの核になっている。ディレクターはフロッギーズの小山光弘だと思われる。B面のエンディングで山口百恵の「プレイバック・パート2」が出てくる。
スマイリング・オーバー・ユー/クレスト・フォー・シンガーズ
1980年。女性ボーカルのグループ。ジャズバンドで、コーラスもジャズ風。今は女性ボーカルが2人になっている。細野晴臣が曲を提供したこともある。マクドナルドのCM曲。
レディーレディー/黒い河
1972年。女性ボーカル、ギター2人のバンド。本格的なロック。マッシュマッカーンのようなオルガンも入っている。
堕ちる女/長南百合子&シルクロード
1976年。トランペット奏者が2人いるバンド。デビューはグループサウンズ時代。メンバーにはいないがオルガンやパーカッションも入る。
バイ・バイ・バイ/ザ・シルクロード
1978年。70年代後半になると、バンドの売りはトランペットよりもボーカルに移ってくる。サウンドは必ずしもトランペットが必要ではない。
愛の伝説/まがじん
1973年。A面はドラマの主題歌になっているが、曲はB面の方がよくできている。全員長髪だがサウンドはソフト。
あともどり/斎藤あゆ子&コネクション
1978年。水谷公生作曲なので本格的ロック・サウンドだ。ボーカルの声もパワフルですばらしい。
青い瞳のステラ、1962年夏……/柳ジョージ&レイニー・ウッド
1980年。名バラードとして誉れ高い曲。ブルージーな柳ジョージのボーカルとレイニー・ウッドのシャープなコーラスがすばらしい。
雨に泣いてる・・・/柳ジョージ&レイニー・ウッド
1978年。3枚目のシングル。元ゴールデン・カップス。エリック・クラプトンのようなギター。
祭ばやしが聞こえるのテーマ/柳ジョージ
1977年。テレビドラマの主題歌。バックバンドは井上孝之バンド。コーラスはない。B面はインスト。
Do it 敦煌/Do!
1979年。山梨鐐平を中心とする3人組。イントロは中国からアラビア風のメロディー。
大都会/クリスタル・キング
1979年。世界歌謡祭の第8回グランプリは「あんたのバラード」、第9回は円広志の「夢想花」、第10回はこの曲。第11回はアラジンの「完全無欠のロックン・ローラー」でオチがつく。ツイン・ボーカル。歌い出しの迫力ある絶唱で人気がある曲。
海南風/クリスタル・キング
1981年。コカ・コーラの販売促進用シングル。片面レコード。
バック・ミラー/フェアリーズ
1978年。4人だが、バンドなのかボーカルグループなのか分からない。A面は歌謡曲、B面はバンドサウンド。
拳法混乱/四人囃子
1979年。3枚しかないシングルの最後。映画のサウンドトラック盤なのでアルバムには入っていない。プログレッシブ・ロックバンド。
君の想い出/オレンジ・ペコ
1973年。好きなグループとしてポコ、バーズ、ニッティ・グリッティ・ダート・バンド等を挙げている。ウェストコースト系ロック。コーラスもそれ風だ。ドラムはつのだひろに師事。
ロックン・ローラー/アンジー
1987年。風貌はパンク・ロックンロール・バンド。音もパンクっぽいが、B面「すべての若き糞溜野郎ども」は出色。タイトルはモット・ザ・フープルの「すべての若き野郎ども」から。歌詞にはワシントン広場、イムジン河といった言葉が出てくる。サビのメロディは表彰式でよく使われるベートーベンの「月桂樹の冠をかざそう」。
哀しみの舗道/藤丸バンド
1977年。キャプテン・ヒロ&スペース・バンドのメンバー、芳野藤丸のバンド。デビューシングル。このあとSHOGUNを結成。日本有数のギタリスト。
ブレンド・コーヒー/トロワ
1979年。素性不明。ボーカルは声が高い。ロックではないのでフォーク系だと思われる。
心のどこかで/シーガル
1978年。クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングのような音を追求しているので、コーラスは美しい。3人ともギター兼ボーカル。島田康弘を中心とするグループ。
雨の日の午后/エアーズ
1977年。素性不明。キーボードを含む5人組と思われる。作詞作曲は河島信之で、後に河島信之&エアーズとして松任谷由実から曲を提供されている。
街が泣いてた/伊丹哲也&Side By Side
1980年。もんたよしのりと「安奈」の甲斐よしひろを足したようなボーカル。
青春はエンドレスロード/スピッツ
1977年。若者に人気のあった音楽番組「ぎんざNOW!」のシングル。ハンダース(清水アキラ在籍)やラビット関根(関根勤)はこの番組から人気が出た。B面はユーライア・ヒープのようなサウンドで有名なハリマオ。
ぶりっこROCK'N ROLL/紅麗威甦
1982年。横浜銀蝿の弟バンド。エンディングのギターソロはビル・ヘイリーと彼のコメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」をそのまま演奏している。B面はダウンタウン・ブギウギ・バンドの「スモーキン・ブギ」とサディスティック・ミカ・バンドの「サイクリング・ブギ」に似ている。玄人受けを狙っている。
シンプル・ラブ/大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
1977年。ギター2人、キーボード2人、パーカッションを含む8人組。キーボードが作曲と編曲をしている。すばらしい歌唱力。
卒業試験/十字路
素性不明のグループ。全員がベルボトムのジーンズなので基本的にフォークのグループと思われる。1976年ごろか。
石だたみの坂道/ピンク・パンサー
1972年。フォークのグループだと思われるが、ホーン・セクション、ストリングスともに大幅に導入している。しかし、大仰で、歌謡曲的にはなっていない。
結婚します/ヒストリー
1979年。ドラマの主題歌。阿久悠作詞、筒美京平作曲という、70年代最強の組み合わせによる曲。B面もいい。
リバーサイド・ホンキートンク/田舎芝居
1976年。メンバーの1人はバンジョーを持っており、サウンドもバイオリンが出てくるのでカントリーロック・グループのようだ。両面とも蓮池裕児作曲。
いとしのクリスタル・エンジェル/ローレライ
1980年。現作詞家の田口俊がボーカル兼ギターで、ローレライのシングルはすべて作詞作曲をしている。ローレライというバンド名なので、コーラスの美しいロック。
愛した分だけ/阿呆鳥
1983年。ドラマの主題歌。福島出身。ほとんどの曲をベースの北郷勇一が作曲している。北郷勇一は現在ボサノバのバンド、ザ・ミディアム・レア・バンドで活動中。
物語/阿呆鳥
1981年。最大のヒット曲。デビュー曲。NEWSは当時全盛期だった松山千春のレーベルで、阿呆鳥はその第一号。「SHOW ME」の森川由加里は阿呆鳥のファンだった。
青春の旅路/古時計
1977年。「ロードショー」で有名なグループ。京都産業大の学生。サウンドは歌謡曲で、このシングルも両面他人の作品だが、もともとはフォーク・デュオ。
にくい太陽/ワカとヒロ
1972年。NHKのステージ101から出た人気デュオ。バックコーラスはヤング101。ヒロの河内広明は現作曲家の芹澤廣明。B面はソフトロックファンが期待する厚いコーラスがある。
34ROH!/ザ・カルア
三浦友和が主演した東宝映画「姿三四郎」の主題歌。ザ・カルアは慶応大学のグループのザ・カルアと同じなのか。
南回帰線/滝ともはる・堀内孝雄
1980年。両面とも堀内孝雄作曲。滝ともはるは音楽バーを経営しながら今も活動している。
さようなら学生時代/パル
1978年。原田博喜と船橋高樹はオレンジ・ペコのメンバーで、りりィのバックバンドにいた。尾関裕司は現作曲家。
マリア/バックス
1976年。デビュー盤。ボーカル兼アコースティック・ギターが作詞作曲するロックバンド。アコースティック・ギターとエレキ・ギターを両方使用するところが売りという。ボーカルはうまい。
サチコ/ニック・ニューサ
1981年。福岡のグループ。これより2年前にばんばひろふみが同タイトルの曲をヒットさせているが、異なる曲。ギター2人、キーボードを含む6人編成のようだ。
憎いあいつ/ザ7ワンダース
1975年。素性不明。長髪で6人いてアイドル風には見えないのでロックバンドだと解釈。作曲は両面ともワイルド・ワンズの加瀬邦彦。曲もロック。