FLASH

  • イエスの初期のギター、ピーター・バンクスとキーボードのトニー・ケイが在籍したバンド。中心人物はベースのレイ・ベネット。5人編成。

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FLASH

FLASH

1972年。バンドのメンバーにイエス出身が2人いるため、またサウンドがイエスにやや近いため、常にイエスとの比較で言及されるバンド。オープニング曲の「スモール・ビギニング」が全米29位のヒットとなった。サウンドに深みや神秘性はあまりなく、比較的軽いプログレッシブ・ロックとなっている。各楽器のアンサンブルが重視されているが、緊張感を生じさせるほどの緩急はついていない。トニー・ケイはイエス在籍時と同じようにオルガンを中心に使い、「チルドレン・オブ・ザ・ユニヴァース」でアープのシンセサイザーを使う。「ドリームス・オブ・ヘヴン」はピーター・バンクスがシンセサイザーを使う。5曲のうち3曲はピーター・バンクスとボーカルの共作、2曲はレイ・ベネットが作曲。

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IN THE CAN

IN THE CAN

1972年。邦題「フラッシュ2」。キーボードのトニー・ケイが抜け4人編成。キーボードはギターのピーター・バンクスが弾いている。前作よりもベースが目立つ。5曲のうち3曲は10分を超える。「ストップ・ザット・バンギング」は2分弱のドラムソロ。12分ある「ブラック・アンド・ホワイト」と11分ある「ゼアー・ノー・モア」が曲の出来としてバンド史上最高となっている。

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OUT OF OUR HANDS

OUT OF OUR HANDS

1973年。邦題「死霊の国」。9曲のうち35秒の「序曲-オープン・スカイ」はピーター・バンクス、最後の2曲はボーカルが作曲。その間の組曲はすべてベースのレイ・ベネットが作曲している。「神経サイクトロン」は3楽章構成になっているが、それでも5分弱。レイ・ベネットが中心であることがはっきり表れているアルバムで、前作以上にベースも目立つ。イギリスではプログレッシブ・ロック、ハードロック、グラムロックが全盛の時期、アメリカではハードロック、シンガー・ソングライターのブームだったが、サウンド上最も近いプログレッシブ・ロックをアメリカでやろうとし、そのサウンドが他のバンドほど特徴的でないことが結果的に成功しない原因となった。このアルバムで解散。

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