ASGEIR

アウスゲイルはアイスランド出身のシンガー・ソングライター。1992年生まれ。フォークとエレクトロニカを合わせたフォークトロニカとされている。

1

Dýrð í dauðaþögn

Dýrð í dauðaþögn

2012年。アイスランドで発売されたデビュー盤。英語版が「イン・ザ・サイレンス」として発売された。日本盤は2023年発売。

2

IN THE SILENCE

IN THE SILENCE

2014年。シンガー・ソングライターとしては主にアコースティックギターとピアノを用いるが、キーボードやエレクトロニクスも扱い、ボーカルも多重録音する。声は高め。リズムはドラムとエレクトロニクスを使い分ける。タイトル曲や「イン・ハーモニー」はエレキギターやトランペットなどの楽器を加えていきながら徐々に盛り上げていく。「サマー・ゲスト」はアコースティックギター中心のオーソドックスな曲。「トレント」はピアノとエレキギターで音の強さを効果的に変化させている。アイスランド出身であるかどうかはあまり関係のない曲調が多い。

3

AFTERGLOW

AFTERGLOW

2017年。アコースティックギターが大幅に減り、ピアノ、シンセサイザー、エレクトロニクスを中心とするサウンドとなっている。アコースティックギターのシンガー・ソングライターからピアノのシンガー・ソングライターになり、伝統的な楽器とエレクトロニクスを折衷した2000年代型のサウンドになったと言える。多重録音によるコーラスのつけ方とトランペットの使い方は前作を引き継ぐ。エレクトロニクスを含め、鍵盤やキーボードを操作することが多かったとみられるが、ギターの出番の少なさは過渡期によるものと解釈できる。

4

BURY THE MOON

BURY THE MOON

2020年。アコースティックギター、ピアノ、トランペットを基本的、伝統的な楽器として使い、シンセサイザーは背景音、あるいはテクスチャーのように使う。11曲のうちドラムが使われない3曲もプログラミングでリズムを形成する。凝ったリズムにしないため聞きやすく、アルバムタイトル曲はライブで盛り上がるだろう。ボーカルが明瞭になってきた。「レイジー・ジャイアンツ」「リヴィング・ウォーター」「アンティル・デイブレイク」。日本盤は4曲入りのボーナス盤が付く。

SATT

SATT

2020年。「ベリー・ザ・ムーン」のアイスランド語版。日本盤は2023年発売。

5

TIME ON MY HANDS

TIME ON MY HANDS

2022年。音の粒立ちが明瞭になり、プログラミングによる電子音がパーカッションのように聞こえる。相対的にアコースティックギターが減り、フォーク風のエレクトロニカになった。ボーカルも言葉をはっきり歌う。ザ・エックス・エックスがデビューから徐々にダンス音楽寄りになっていったのと同様に、アウスゲイルも広く受け入れられる方向に進んでいる。「スノーブラインド」から「ジャイアンテス」のアルバム中盤はドラムが効いており、終盤になると落ち着いてくる。「ライク・アイ・アム」は電子音が入っている以外は70年代からあるシンガー・ソングライターの曲のようだ。日本盤ボーナストラックの5曲はいずれもアコースティックギターを使うデビュー当初風の編曲になっている。

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